​東洋大学附属姫路中学校育友会　

　平成30年度育友会会長を務めさせていただきます坂見です。これまでの育友会が取り組んでいた活動を大切にしながら、さらに発展できればと思っております。不慣れで至らない点もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

　私たちを取り巻く環境の変化はとても早く、親世代の常識は子世代の非常識であったりします。学校教育の変化は特に大きなものです。将来に期待が膨らんだり、先が見えずに不安に思うことも出てくるかもしれません。

　例えば、親世代との大きな変化の一つが『グローバル化に対応するため』の英語教育改革です。本年度から先行実施の小学校で英語教育が教科となり、２０２０年からは全ての小学校で実施されます。しかし、果たしてそれだけで充分でしょうか？グローバル化に対応するには、国、人種、宗教、年齢、性別などに関係なく、コミュニケーションを通じて利害関係も含め相手と理解し合うことが必要です。英語は手段であり、人としての力量こそが重要なのです。この点、東洋大附属姫路中学校が目指す人間力の土台作りは、子供たちの今後のより良き人間形成に大きな役目を果たすのは間違いないものと安心しております。

　また、情報過多の時代であるが故に、私たちが思う以上に子供たちは大人社会の影響を受けやすく、思春期にあたる子供たちの成長にプラスにもマイナスにもなっています。このような中で親としての役割は、常に正しい方向に進んでいけるような環境づくりだと思います。時代が変わりどのような変化が起こったとしても、物事の善悪など正しい行動とは不変のものであり、それを示し続けていかねばなりません。

　子供たちが今、何を悩み、何を望んでいるのか、それを親としてどう理解していくのか、育友会の活動が情報交換や意見交換の場となり、先生方からの助言を頂きながらともに学んでいくことで、子供たちが健全に成長できると思います。一緒に子供たちの未来を積極的に見守っていきましょう。みんなが参加しやすい関わりやすい育友会を目指していきますので、今後とも育友会活動へのご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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​　　平成30年5月吉日                             　　坂見　勝教 (さかみ　よしのり）